三井の賃貸

  三井の賃貸 レジデントファースト

Lifestyle Imagination

ライフスタイルのご提案
Vol.6 中央区・新富町 Case study

伝統と革新が渦巻く都心で
独りの時間を愉しむ「アジト」を構える

【掲載されている情報について】

弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
インテリアの取り付け、および原状回復については貸主にご確認ください。
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「2020東京大会」招致成功を機に、東京の街は劇的に変わり始めたといっていいだろう。リニア開業、新駅、道路延伸など都市向上のためのプランが次々と具現化したからだ。再開発も目覚ましい。高度利用や景観の変化は、地域に賑わいをもたらす。この趨勢に乗じて、エリアの個性をより高めようとする流れこそが東京らしい。代表的なひとつが、由緒ある繁華街と近年発展著しい臨海エリアをかかえる中央区だ。
インテリアケーススタディ第6回目の舞台となるのは、伝統が息づく銀座・日本橋と革新的ともいえる住宅開発に沸く勝どき・月島の中間に位置する新富町。スタジオタイプのようなひと空間に間仕切りを設け、1ベッドルームに。ここに50代男性が一人気ままに「変わりゆく東京」を満喫するための活動拠点を構えた。さて、どのような空間に仕上がるのか、イメージしてみよう。

中央区・新富町 Case study

これからをじっくりと考えるための
誰にも邪魔されない時間と空間

転勤を機に、家族を伴って大阪に移り住んで10年になる。「そろそろ異動か」と思いはじめた矢先、本社(大手町)に戻ることになった。
単身赴任の住まいは中央区新富町に決めた。妻や子どもたちの都合がついたら呼び戻すつもりで、そのときは目黒か世田谷あたりに新居を構えようと思っている。よって、数年間の一時的な住まいになるかもしれない。無論、本宅が出来たあとも、借り続けたってもいい。
もはや職場は部長職でさえフリーアドレスに。この2,3年で働き方は随分と変わった。自分だけの空間が都心にあるメリットはこれから確実に増していくと読んでいる。

リーマンショックから東日本大震災を経て、アベノミクス、そして東京五輪。この10年、都市の変わりようは劇的という他ない。ダイナミックに進化する都心のど真ん中に身を置き、時代の流れを肌で感じながら、今後の人生についてゆっくりと考えてみようと思う。
家具・調度品の類は、必要最低限に。それと、「これだけはそばに置きたい」モノだけを揃えた。積極的に人も招くつもりもない。たまたま巡り合った住み替えの空白期間に、手に入れた「アジトの時間」を自分一人で堪能したい。



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ブラインドパーソナルチェアオーディオ組み合わせ式ラックダイニングチェア

空間を演出する最重要アイテムは「窓周り」

隠れ家感を醸し出すために最も外せないポイントは何か。至った結論は窓周り、つまりウィンドウトリートメントである。
今般の場合、賃貸物件で造作(および原状回復)を施すほど長期利用をイメージしているわけではない。よって、インテリアのキャンバスとなる「床・壁・天井に手を加えない」が発想の原点になる。ゆえに、印象を左右し、工夫の施しようがあるところとなると、行く先は自然と「窓」に。
住戸は角部屋。広さの割に開口部が多い。空間の第一印象を決めるといっても良いだろう。選んだのは、天然木を使用した幅広のブラインド。アジトならダークな色合いが好適。
晴れた朝、少し角度を変えるだけで幾筋もの光がいっせいに飛び込んでくる。そのコントラストは、濃い色味だから味わえる瞬間だ。

アイテム1/ブラインド
『カスタマイズブラインド フォレティア チェーン』

スラットや木部材には、天然木を使用。
同じものが一つとしてない、趣あふれる木目・色合いを楽しめる。だからこそ、リビングダイニングの窓は腰高ではあるのだが、ここはあえて存在感のあるスラット幅50mmを選択。ベッドルームもすべて同色、同じ幅で統一。
掃き出し窓は全面ダークなブラインドで覆われ、空間の高級感を演出するだろう。
『カスタマイズブラインド フォレティア チェーン (ウッド)』FT-3227/立川ブラインド工業(代理店:株式会社ヴィフインテリア)価格はオーダーのためサイズによって異なる(別途御見積対応)

家具のなかで、どこにお金をかけるべきか?

身の回りの家具で、「最もこだわり抜いて選ぶべきアイテムは何か?」
そう聞かれたら、迷わず「一人掛けの椅子」と答える。ソファやダイニングセットが定石と言えるかもしれないが、住空間で本当に寛ぎを覚える場所は質の良い椅子に腰かけているときだ。予算というキャップもはめないほうが良い。厳選すれば、結果的にコストパフォーマンスは上がるだろう。

選定の条件は、
・大きすぎず、小さすぎず、程良いサイズであること
・(沈み込み過ぎない)ある程度の硬さを有した座面
・長時間ストレスなく同じ体勢でいられる
・どの角度から見てもフォルムが優れている
熟考の末、選んだのはカッシーナのトレ ペッツィ。もし、ここを引き払うようなことになったら、新居の一番眺めが良い場所にセットするつもり。

アイテム2/パーソナルチェア(一人掛けの椅子・ソファ)
『カッシーナのトレ ペッツィ』

1952年に発売された超ロングセラー。それぞれのパーツが彫刻のように力強く、強烈な存在感を印象付ける。
なかでもスティールパイプがカーブを描く左右のアーム先端部は、この椅子のシンボル的なデザインである。背面含め、どの角度から見ても美しい。
2019年4月ミラノ・デザイン・ウィークで発表されたリミテッドエディションは、ゴールドのフレームに張地はブルーのベルベットを。肌触りと光沢感に魅かれ、限定版を選ぶことにした。
『パーソナルチェア/ TRE PEZZIトレ ペッツィ ラウンジチェア』W800 × D780 × H930(SH415, AH600) ¥800,000(税別)/カッシーナ・イクスシー

そばに置きたい、質の良い音

テレビは見なくなった。映画鑑賞もここでは無くていいだろう。スマホやタブレットもある。欲しいのは、質の良い音だ。大げさなオーディオシステムは不要。となれば、「チボリ」が選択として悪くない。すぐそばで人が話しているような臨場感。透き通った音質。コンパクトなスケールとシンプルなデザインがこの空間にピッタリだ。

アイテム3/オーディオ
『TivoliのミュージックシステムBT』

ブルガリホテル・ミラノやザ・リッツ・カールトン京都などの5つ星ホテルも認めた音響ブランド。
ミュージックシステムBTは、スロットイン式CDプレーヤー、高感度AM/FMラジオ、サブウーファー、デュアルアラーム付きデジタル時計などの機能を備えたオールインワンタイプのステレオシステム。
ヘンリークロスの遺作はTivoli Audioの最高傑作である。
『Tivoli Audio(代理店:株式会社ネイビーズ)MUSIC SYSTEM BT』 W359 × H133 × D241 ¥98,000(税別)

実用的な棚には書籍、ステレオ、酒、スニーカーを並べる

この部屋で一つのアクセントになっているのが、リビングルームとベッドルームを隔てる間仕切り。
完全に分断せず、空間はひと続きに。材質も半透明で気配の一体化を図っている。
ここに機能性に優れたラックを据え置く。本にオーディオ、スニーカーからシングルモルトまで我がお気に入りを一覧化。小物類は集約すれば、他がすっきりする効用も得られる。

アイテム4/組み合わせ式ラック
『ディノス スチール製 突っ張りラック』

通販サイトで見つけたラックは即決だった。理由はユーザー心理を十分に汲み取った製品だから。
まず、サイズバリエーションが豊富。幅と奥行きが数通り用意されている。奥行きはオーディオを重視し、300mmを選択。突っ張り棒で天井に固定できるからスリムでも安心だ。
次に、自由に簡単にレイアウトできる棚板には、「連結用」が用意されている点が良い。今回、トータル幅2200mm程度欲しかったが、750mmと900mmのラックに600mmの連結用棚をつなげ、理想的なサイズの収納ウォールが完成(※画像は600mmと750mmのラックに600mmの連結用棚の組み合わせたもの)。
最後に価格。これだけの実用性とカスタマイズ性を備えているにもかかわらず、この値段は魅力的という他ないだろう。棚板にはブックエンドも付く。ベッドルームから漏れる光のシルエットもインテリアのアクセントになりそうだ。
『ディノス スチール製 突っ張りラック/900-6652-41』 対応天井高は2140~2790 奥行310 幅750 ¥28,076、同幅900 ¥30,171、連結用棚板3枚組 奥行310 幅600 \6,076(すべて税込)

アイテム5/ダイニングチェア
『チェラントラ社 COLOS』

最も頭を悩ませたのが、タイニングコーナー。一時的な住まい(の可能性もある)といえども、使い勝手が良くなければ意味がないし、その後も何らかの形で応用できる方が望ましい。
そこで選んだのが、アウトドアでも活用できる海外ブランドの製品『COLOS ピアッツァ』。クラシカルなフォルムに現代の素材を掛け合わせ、モダン、レトロ、フォーマルにカジュアルとどのようなシーンにも融合する。
パーフェクトな機能性とエレガントなデザイン、それにフランスならではの発色とカラーバリエーションが特徴。高価過ぎないところも決め手になった。
テーブルは折りたたむことができる。ゆくゆくは、バルコニーや庭で重宝しそうな予感。
『チェラントラ社 COLOS(代理店:株式会社コレクションリビング)』ピアッツア1 W475×D510×H790(SH460)¥18,500(税抜) ピアッツア2 W565×D510×H790(SH460)肘高685 ¥20,500(税抜) ピアッツアテーブル600 600φ×H740 ¥55,000(税抜)

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文・構成:樹山ハル / イラスト:アヤコオチ / 企画:(株)PRエージェンシー

【掲載されている情報について】

・商品等の情報は2019年11月現在のものです。
・ディスプレイの性能やご利用環境によって、商品の色が実物と異なって見える場合があります。予めご了承ください。
・製品により表示サイズが実物と多少異なることがあります。
・掲載の商品は予告なく仕様や価格の変更、および生産を中止する場合があります。
・弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
・インテリアの取り付け、および原状回復については貸主にご確認ください。
・掲載内容の転用は固く禁じます。