三井の賃貸

  三井の賃貸 レジデントファースト

Lifestyle Imagination

ライフスタイルのご提案
Vol.8 港区・赤坂 Case study

巡り合ったアーバンライフの住空間
「徹底して、正しく設える」

【掲載されている情報について】

弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
インテリアの取り付け、および原状回復については貸主にご確認ください。
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都心居住地のあこがれといえば「3A(スリーエー)」。赤坂、青山、麻布の頭文字を取った造語である。
いずれも港区。利便に大きな差はなさそうだ。しかしながら、3地区の個性はやはり異なる。例えば「赤坂」。千代田区永田町に隣接し、「赤坂の料亭」といえばかつては政治家の会食を連想させた。大手民放局もあれば、赤坂見附駅界隈は雑居ビルがひしめきあう。
一方、駅から離れれば住宅街が。由緒ある神社も有り、再開発も盛ん。大手デベロッパーの第一号マンションが「赤坂」に集まっていることはご存知か。アーバンライフ発祥の証しともいえそうだ。政治家や経営者、芸能人の本宅や別宅需要が集積しやすい土地柄だったのだろう。
インテリアケーススタディ第8回目は、日本を代表するスーパーゼネコンが設計し、建て、自らも入居するビルの上層(住居)階。「機能美」が一貫した良質な空間。
この地に移住した家族がこだわる「正統な暮らし方」をイメージしてみよう。

港区・赤坂 Case study

空間に宿る「美しさ」を引き立たせるために

娘の大学入学にあわせて、関東近郊から転居してきたのは50代の夫婦。キャンパスは都心にあり、「この機会に」と家族3人でアーバンライフを楽しむことにした。といっても、夫は住宅建築関係の会社を経営しており、仕事場は都心部であることがほとんど。

かねてより、顧客や自社の役員らを招くことができる「プライベート空間でありながら、きちんとした応接ができる場」があればと考えていた。つまり、仕事上のプレゼンテーションの意味合いも込めた設えを目指したい。

折しも、巡り合った物件は大手ゼネコンの設計・施工。まったくといっていいほど室内には柱や梁がない。床、壁、天井といった必要最低限の要素だけで構成され、それが「シンプルな美しさ」を表現している。「これ以上のマンションはない」とさえ思ったほどだ。



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多くの役割をこなす、リラックスソファ

頭の中で、間取りの中を実際に歩いている様子をイメージしてほしい。
ゲストが玄関で靴を脱ぐ。真正面にあるのはリビングダインニングに入る扉。その両側はスリットのガラスだから、リビングダイニング側からの2筋の光が廊下に漏れてくる。そして、ドアを開くと目の前には都心の景色がワイドに開けている。バルコニーはガラス手すりで、ウッドデッキは室内のフローリングと同じ高さ。まるで縁側の付いた座敷がそのまま空高く舞い上がったかのような情景であろう。
感嘆の言葉をもらった後は、ホストとして眺望の解説をしなければならない。来客時のルーティンのようなものだ。仕事関係の場合、その次はアート作品(扉の横の大きな壁面)に向き合って座ってもらうことにしている。外の風景に気を取られず、会話に集中させるためだ。ソファに求める役割は多く、ときに商談という目的がある場合、それは強力なビジネスパートナーでさえある。無論、プライベートでは寛ぎという大切な役目を担ってもらう。

アイテム1/ソファ
『MEX CUBE』

正面を一つに絞らず、フレキシブルなセッティングが展開できるシリーズ。バックレストは長時間居たいスペース(方向)に配置、アームレスは端に置けば向きを自由に替えてコミュニケーションがとれる場所に。
パーティでは1つのソファセットでいくつものグループがそれぞれ会話を楽しめる。
『システムソファ271 MEX CUBE/カッシーナ・イクスシー/サイズ、価格例:Size271-17/18 エンド/コーナーユニット ショート右/左片アームW900 × D900 × H700(SH380, AH700)¥520,000~(税別)』

アイテム2/寝椅子
『LC4/シェーズロング』

著名建築家、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンによる名作。ル・コルビュジエ曰く「休養の為の機械」と呼んだこの寝椅子は、ボディラインの流線形とパイプのアールで形作られたデザインが特徴的だ。
インパクトのあるフォルムで、これほど「人々の記憶に残る椅子」は他に見当たらない。大きな窓の向こう側、広がる風景に浮かび上るLC4。美しい設えにも良く似合う。
『LC4 シェーズロング/カッシーナ・イクスシー/W605 × D1600 ¥680,000~(税別)』

採光とプライバシー保護が両立できるバーチカル

都心で眺めの良い部屋に住む場合、注意したいインテリアのひとつが「窓周り」。眺望を楽しもうと、大胆に開放すれば「室内が丸見えになってしまった」、なんてことになりかねない。見えるということは、見られることでもある。この点を認識せずカーテンを選んでは、思い通りに開閉できずメリットを享受できないままの暮らしを強いられるだろう。

大開口の空間に推奨したいのが「バーチカル」。垂直に垂れ下がったスラットは、自由に角度を調整することで陽の光を採りながらも周囲の目線を遮ることができる。さらに、室内に入り込んだ光と影の縞模様がインテリアの特典に。時間とともに角度や長さを変える「自然が操るデザイン」を床に描いていく。

アイテム3/バーチカルブラインド
『suezⅡ(スエズ)』

中央部の経糸を飛ばして織ることでできた「透けたライン」をあしらったバーチカルブラインド。
シンプルで飽きのこないデザインは使う場所を選ばない。ブラインドの開閉、スラットの角度調節ともにコード(紐)で操作できる点も楽。大きな窓こそ利便を実感する。
『suezⅡ(スエズ)/クリエーションバウマン/生地幅12.7cm』

照明も「巨匠作、ロングセラー」を

部屋全体を杲昊(こうこう)と照らすのではなく、必要な場所に必要なだけの灯りを。大きな空間になるほど心掛けたいインテリアの鉄則である。
そして点いていないときも、そのデザインがインテリアの一部になることを意識して選びたい。「正統な」コンセプトを受け、今回は著名デザイナーのロングセラーアイテムを集めた。

アイテム4/照明
『アルコ/フロス』

名前の由来はその象徴たるデザイン「アーチ(イタリア語で「アルコ」)」から。重厚な大理石から伸びたステンレスはじつにダイナミック。大きな空間に華を添えるような照明だ。
大理石の穴は60kg超もある本体を持ち運びするため。棒をわたし持ち上げたとき、均衡を保つ位置だそう。手元を照らす灯りは必要とする場所に移動させるもの、という考え方がベースにある。
デザイン:アキッレ カスティリオーニ、ピエル ジャコモ カスティリオーニ
W:2150-2200 H:2300 台座H:550 W:240 D:180 照明部分 Ф:320 H:200 重量:63.8kg

ARCO_ph. gionata xerra

『フクシア』

アルコと同じく、アキッレ カスティリオーニのデザイン。こちらもロングセラーのひとつ。
画像は3灯だが、バリエーションが1灯、3灯、8灯と多彩。画像は1灯シリーズを3つ採用した例。光源はリフレクターランプ1×40W(E14)。
H:3000(max) 照明部分 Ф:160 H:355 重量:1.0kg/灯

FUCSIA1_Ph. Santi caleca

『グローボール/フロス』

量販店の照明売り場に行くと「○~○畳用」「洋室」または「和室」と書いた札が照明機器についている。あれは日本独特の商慣習なのだそう。
極めてシンプルなデザインの「グローボール」なら、リビングや書斎、寝室と置く場所を選ばない。必要に応じて数も替えればいい。デザイナーはジャスパー モリソン。1998年作。
F3/H:1850 照明部分 Ф:450 H:360 台座 Ф:400重量:18.9kg

GLO-BALL F_ph. Frank Hulsbomer

高級旅館も認めたマットレス

1日のなかで最も長く身体と接する家具はベッド。だが、正確に言えばそれは「マットレス」だ。しかも、眠りの質が生活に大きく影響することから、何よりマットレスは慎重に選ぶべきアイテムなのである。

有名ブランドのひとつ、日本ベッドは創業来90年以上を誇る老舗メーカー。日本人に合った弾力性、気候に合った調湿機能、職人の技術を活かした製法を追求し続けてきた。高級旅館で知られる総合リゾートグループ会社が採用していることでも知られる。

アイテム5/マットレス
『マットレス/シルキークチュール/日本ベッド』

日本ベッドのマットレスは、コイルをひとつずつ布で包むポケットコイル式。シリーズ最高峰に位置付けられるのが「シルキークチュール」。
ポケットコイルは独立させることで体の動きにきめ細かく対応。その数、シングルで1200個。置き方はハニカム(ハチの巣)にすることで体重移動の際、しなやかな体感を与える。「シルク(絹)のようにきめ細かく身体を支える」ことから命名された。
セミダブル W:1200 L:1950 H:260 Y450,000(税抜)

アイテム6/ベッドフレーム
『フレーム/プレーリー/日本ベッド』

プレーンな印象を与えるベッドフレーム「プレーリー」。
どことなく日本らしくもあり、モダンなインテリア空間にさえもしっくりとあてはまるデザイン。カラーバリエーションは、ウォルナットとオークの2種類。人気はウォルナットが圧倒するそう。
同シリーズには、ヘッドボード近くに(下部で)連結する一本足の「ナイトテーブル」、足元部分に据え置く「ベンチ」もラインナップされている。
プレーリー フレーム(ウォルナット、セミダブル) W:1250 D:2130 H:850 Y305,000 ナイトテーブル(ウォルナット)W:400 D:400 H250 Y45,000 ベンチ(ウォルナット、セミダブル)W:1250 D:400 H250 Y110,000(すべて税抜)

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文・構成 樹山ハル / イラスト・越智あやこ / 企画:(株)PRエージェンシー

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・商品等の情報は2020年3月現在のものです。
・ディスプレイの性能やご利用環境によって、商品の色が実物と異なって見える場合があります。予めご了承ください。
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・掲載の商品は予告なく仕様や価格の変更、および生産を中止する場合があります。
・弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
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