三井の賃貸

  三井の賃貸 レジデントファースト

Lifestyle Imagination

ライフスタイルのご提案
Vol.10 中央区・勝どき Case study

人生の転機を迎えるたびに住み替える
「新トーキョーライフスタイル」

【掲載されている情報について】

弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
インテリアの取り付け、および原状回復については貸主にご確認ください。
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この20年、東京の街並みは様変わりした。なかでも、激変したのが臨海地区である。通称「湾岸エリア」と呼ばれるゾーンだ。当連載でも、港区芝浦や中央区新富町をその該当地域または近接地域として紹介したが、今回は湾岸エリアの最右翼とも言うべき立地、「中央区勝どき」にスポットを当ててみたい。取り上げるマンションは総戸数2800戸超を誇る規模。今から十数年前に分譲された建物だ。まさにマンションの供給ラッシュで、「湾岸戦争」とも称された時代。当時も、その群を抜くスケールが注目を集めた。
勝どきは、今でも大規模なマンション計画が止まない地域である。しかし、以前と今で大きく異なる点は、何といっても「環二通り」開通であろう(一部暫定道路)。都心と首都高(羽田空港)のアクセスが飛躍的に高まったばかりでなく、その幹線道路沿いに立地するこの物件は、JR新橋駅まで2㎞程、タクシーなら1,000円かからない近さになった。開通前に比べると1㎞以上短縮された計算になる。
そもそも立地は変えることのできない不動産選びの条件と言われる、が此処に関して言えば「地の利の劇的な変化」が実際に起きたわけだ。第10回目となるケーススタディは、同じマンション内で分譲住戸から賃貸住戸に住み替えたアラフォー夫婦の暮らし方。間取りは1LDK、専有面積71.29m²。湾岸エリアのライフスタイルとはどのようなものか、イメージしてみよう。

中央区・勝どき Case study

転機に合わせた賢い住み替え術

新卒で総合商社に入り、社内結婚をしたのは20代半ば。仕事優先の生活は変わらないだろうと、新居は職住近接が叶う中央区限定で探した。二人暮らしはそれなりに家賃もかかるため、「いっそのこと購入」を決断。新築マンションに絞れたのは、当時の分譲価格が坪単価にして200万円台だったから。いずれ子どもが生まれたら、環境の良い郊外にでも買い替えればいいと思っていた。しかしそれ以後、震災やアベノミクス、五輪招致等を経て、景況や都市の魅力、人の価値観に至るまで随分と変化が見られた。災害に強い街や建物、都市一極集中の加速化、そして交通インフラの強化。そのようななかで、我が家の不動産資産は想定外の高まりを見せた。

昨年、待望の子どもを授かる。当初計画、郊外への買い替えは見送り、選択したのは同じマンションの賃貸住戸への住み替え。利便の良いロケーション、歩いても1時間ほどしかからない通勤アクセス、堅固な建物への安心感、良好な関係を築けているご近所。不満のない生活環境を変えることなく、住み替えを可能にしたのは、分譲住戸以外に賃貸住戸も800戸以上ある「このマンションならではの特性」が大きかった。メリットの具体として「そのときどきの最適な空間」と「資産形成」の二点に大別できる。

最適な空間は、やがて生まれてくる家族にあわせて「スペースの拡張が実現できた」だけではない。寝食ともに見守る必要がある就学前は空間を分けることなく過ごし、やがて子ども部屋が必要になった際には、あらためて住み替えを検討すればよい。賃貸ならではの柔軟性が、子どもの成長に伴って心強い味方になる。

資産形成面では、持ち家の含み益を換金化することで今後の住まいや資産運用の選択肢を広い状態でキープできること。住宅ローン控除や3,000万円特別控除といった税制優遇を最大限享受しつつ、人生の転機や災害、経済対策に今回の「コロナ禍」等、変化に応じて臨機応変に選択できる体制を整えることができた。本当に良かったと思う。



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プラスアルファの空間パーソナルチェアアート照明ロードバイク

テレワークにも活躍、「箱の間」という新しい発想

書斎を持ちたいと思うオーナーは数多く、その願いはテレワークの普及に伴ってかなり膨張したと思われる。しかしながら、例え2,3畳でもひとつの間を設けるとなると容易にはいかない。一方、子どもが小さいあいだは、リビングダイニングで学習させたほうが望ましいという意見も多い。親がそばにいるという安心感が集中力を高めるようだ。もし、作業や勉強が効率良くはかどるスペースを設けることができたら。しかもそれは、誰の場所でもなく、使いたい人が使いたい時間に利用できる。こんな理想を実現させるアイデアが「箱の間」という新しい発想。一見DIYでも思いつきそうだが、安全性を担保するには住宅設計に明るくなければならないだろう。

アイテム1/プラスアルファの空間
『箱の間』

書斎、工房、趣味の空間。用途はじつに多彩で、人の数だけありそうだ。仕切りを設けることでプライバシー性が生まれ、空間をゆるやかに分けることができる。住宅の中で使うことを前提に設計。移動もできるため、可変性も広がる。ベンチが設置され、可動机が付く「プランα」(画像参照)、テーブルと複数の棚板が付く「プランβ」の2種類が用意されている。材質は杉の無垢材。経年の味わいも楽しめる。

『箱の間/企画開発:三菱地所レジデンス、販売:三菱地所ホーム/ W 1777 D 755 H1620 α:\670,000 β:\620,000(どちらも税抜、運搬費・設置費込)』

その瞬間、もっとも心地よい場所

当然のことながら、季節や時間によって室内環境は変化する。例えば、窓辺。夏は暑くなりがちだが、逆に冬は日差しが差し込み心地よい。そのように考えれば、家の中で最も心地よい場所というのは、そのときどきで違ってくると考えるのが自然。湾岸エリアに住んでいるのだから、休日の夕暮れどきなどは窓を少し開け、海や都心の風景をボーっと眺めていたいもの。だから、くつろぐための椅子は場面に応じて最適なポジションに移動できればこの上ない。条件は、軽量で持ち運びがラクであること。デザイン、品質、機能と3拍子揃ったパーソナルチェアはどれか。要件をクリアする「ポエング パーソナルチェア」は価格も魅力的。世界に販路を持つ巨大メーカーだから実現できたプライシングなのだろうか。

アイテム2/パーソナルチェア
『ポエング』

座った瞬間、程よい弾力性を体感するだろう。背面は高く、首が休まる。どちらもソファでは得難い心地よさだ。デビューは30年以上前。「イケアのロングセラー」のひとつである。家具デザイナー、中村昇氏が手掛けた。布カバーはバリエーション豊富だから、インテリアにあわせて選択・交換が可能。同シリーズのスツールを使えば、快適性はさらに高まる。これに座って詩集(ポエム)でも読めば、すぐにでも眠りに落ちてしまいそう。
『ポエング パーソナルチェア/イケア W 68㎝ D 83㎝ H 100㎝ \6,990円(税込)』

臨海地区の高層空間に広がる特大の森

家の中にあるものは、一つひとつが「そこに住む人のキャラクター」の具現である。アイデンティティーといっても過言ではないだろう。では、その中でも持ち運びしにくく、圧倒的な存在感を有し、センスの象徴ともいうべきアイテムは何か。間違いなく、絵画はその代表的なものといえる。原則的にサイズが大きいほど値が張り、空間に与える影響力は絶大なものとなる。訪れたゲストやWEBカメラの向こう側にいる人たちは、そのインパクトの強さに驚くはず。一瞬にして、持ち主のイメージを変えてしまうに違いない。

アイテム3/アート(絵画)

「階調の森(緑)」と名付けられた作品は、幅2.73mの特大アート。色彩の持つ力が人の暮らしを鎮静させ自らを取り戻す契機になる、といった発想が原点にある。濃淡のコントラスト、なだれ落ちるような緑の景色。目まぐるしい日常を過ごす湾岸エリアにいながらにして、ふと森の記憶の中に誘い込まれるかのようだ。本作はカッシーナ・イクスシー青山本店 アートギャラリー展覧会限定※展示作品。
※「緑の階調-鎮静の空間のために」7/9(木)~9/7(月)
『階調の森(緑)/作家名:眞壁陸二 制作年:2020年 技法:油彩、キャンバス サイズ:116.7×273㎝(3枚組)¥2,000,000(税抜)』

※当展示会内容についてのお問い合わせは、レジデントファーストでは一切承れません。予めご了承ください。

ナイトライフを豊かにするアイテム

ナイトライフとは、都市部における夜間から早朝にかけて楽しむ娯楽の総称である。バー、クラブ、キャバレー、劇場、ライブ、コンサート、映画館など。都心に住むからこそ、手軽に享受できるこうした施設での楽しみ方は、新型コロナウイルスの影響でその距離感をどう保つか、試行錯誤のなかにある。かたや通信技術の進歩やそれに伴う動画等コンテンツの充実は日増しに高まり、我が家での過ごし方も多様性を極める。確かなのは、夜間自宅に居る時間が長くなったこと。そこで、我が家のナイトライフを豊かにするアイテムをセッティングしよう。パフォーマンスに優れた「上質な照明」を推奨。選択のコツは、フォルムがシンプルで美しいこと。これに尽きる。

アイテム4/照明
『GLO-BALL』

楕円形をした吹きガラスの灯りは、ボール(BALL)が浮き上がったようなデザイン。スリムなスタンドとのコントラストが絶妙だ。まさに空間を引きたてる名脇役である。2020年6月、ロングセラー『GLO-BALL シリーズ』に、新たにマットブラックが加わった。
『GLO-BALL T1/日本フロス \96,000(税別)H 600mm,diff.Φ330mm, base Φ240mm, 7kg LED T形1×13W 2700K 1400lm (E26)』

『GLO-BALL F1 \115,000(税別) LED T形1×13W 2700K 1400lm (E26)、GLO-BALL F2 \125,000(税別) H 1750mm, diff.Φ330mm, base Φ370mm, 13kg LED T形1×13W 2700K 1400lm (E26)、GLO-BALL F3 \155,000(税別) H 1850mm, diff.Φ450mm, base Φ400mm, 20kg LED T形1×13W 2700K 1400lm (E26)』

タワーで知り合った仲間との楽しみ

都内でも指折りの大型マンションに住んで得たものは何か。それは、普段の人間関係の延長では決して出会うことがなかったと思う、新たな友人知人である。エレベーターやエントランスホールといった共用施設での何気ない日常会話から生まれた人の輪。これぞ大規模物件ならではのエピソードかも知れない。とくにライフスタイルに大きな影響を与えてくれたのは、トライアスロンの現役選手。普段はビジネスマンだが、休日は毎週のように長距離ロードバイク(自転車)やハーフ(約20㎞ラン)をこなす。誘われ、軽い気持ちではじめたのが、いまでは年に数回フルマラソンをエントリーするまでに。以前は1㎞も走ることができなかった自分が一番驚いている(笑)。3年前からバイクにも参入。先日は約8時間かけて東京湾を一周した(一部フェリー経由)。参加者十数名のうち、およそ半数が同じマンションの住人であった。

アイテム5/ロードバイク、ディスプレイスタンド

イタリアを代表する「ビアンキ」は、世界最古の自転車ブランド。ロードやスポーツ、マウンテンバイクから街乗りシリーズも展開。「Oltre XR3」(上記画像)はビアンキ独自のカーボン素材を採用し、路面から伝わる振動を抑制する効果がある。長距離走行でも体への負担が少ない所以だ。普段は住戸内が置き場。保管の為のディスプレイスタンドはのっけるだけ。フックの素材は、フレームの塗装を痛めにくい樹脂を採用。後輪が浮くので、メンテナンスしやすく、その時間も楽しみのひとつになった。
『2020 Oltre XR3 DISC SHIMANO 105 DISC/ビアンキ Frame:Carbon w/Countervail
Size47/50/53/55/57,¥388,000(税抜)』

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文・構成 樹山ハル / イラスト・越智あやこ / 企画:(株)PRエージェンシー

【掲載されている情報について】

・商品等の情報は2020年7月現在のものです。
・ディスプレイの性能やご利用環境によって、商品の色が実物と異なって見える場合があります。予めご了承ください。
・製品により表示サイズが実物と多少異なることがあります。
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