三井の賃貸

  三井の賃貸 レジデントファースト

Lifestyle Imagination

ライフスタイルのご提案
Vol.11 港区・芝浦 Case study

緩急のある周辺環境で
マイペースに過ごす空間づくり

【掲載されている情報について】

弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
インテリアの取り付け、および原状回復については貸主にご確認ください。
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JR山手線「田町」駅の駅前再開発「msb Tamachi(ムスブ田町)」の全体街区が竣工したのは2020年7月。駅直結のデッキは、隣接する区の施設や病院にまで接続する。単なる「点」の開発ではなく、点と点が繋がり「面」となって都市機能がシームレスに連携する都心の街づくりを体現したような一画だ。近接ゾーンでは、「竹芝」や「芝浦一丁目地区(東芝ビル跡地)」「浜松町二丁目地区(世界貿易センタービル跡地)」そして「高輪ゲートウェイ駅周辺」など大型プロジェクトが進行中。今後しばらくは至る所で街の変化が楽しめそうだ。
近未来を思い浮かべる期待感とは裏腹に、この街ならではの牧歌的なシーンも気に入っている。運河の水面の揺らぎや水鳥の姿、古びた屋形船やボートがつながれた、その景色を眺めていると時の流れが途端にペースダウンするかのようだ。都心でこれほど緩急あわせ持つ環境が他にあるだろうか。第11回目となるケーススタディは、再開発ブームの先陣を切って誕生したタワーマンション群の中の一室。間取りは1LDK、専有面積55.35m²。40代男性ひとり暮らしのライフスタイルはどのようなものか、イメージしてみよう。

港区・芝浦 Case study

変化に応じて「最適な空間」を選択

分譲棟を購入して住みはじめたのは、10年以上前のことだ。夫婦二人で暮らしていた当時は、老朽化した建物の飲食店が点在する、かつての「工場・倉庫街の湾岸エリア」の名残りを十分感じことができる街並みだった。できたばかりの超高層マンションは、そこだけが別世界のような存在だったのではないかと思う。

リーマンショックで仕事内容が大きく変わり、プライベートでも別居、離婚と世帯の状況が大きく変化。オンオフともに激変したのを機に、資産である持家(分譲マンション)を売却。住み替えにあたって色々と探してはみたが、職場にも近く、古き良き街並みが残っている田町が気に入っていたのと、一方で周辺環境が日毎変化する様子も捨てがたいものを感じた。「周りがますます便利になっていく」そんな街はそうあるものではない。結局、同じ街区の「賃貸棟タワーマンション」へ引っ越すことに。建物が隣接の商業施設と直結しているため、雨に濡れずスーパーマーケットに買い物に行けるのもメリットのひとつだ。

職住近接で生まれた時間を自分の好きなことに充てる。そのための空間に最適だと感じたのが、この1LDK。大きなエントランススペースは、アウトドアの荷物を集約できるだけでなく、小さなベンチを置いて革製品のメンテナンスをするなど工房のような役割も果たす。ゆとりのあるリビングでは体を動かせるスペースを確保し、大きめのベッドルームでは机を置いて書斎機能も兼ねる。採光が十分に確保できるため、家のどこにいても閉塞感は感じられない。コロナ禍でもストレスを覚えることなく、あらためてこの空間の魅力が再認識できた。

水回り動線が繋がっているところも良い。帰宅後スーツをクローゼットに掛け、シャツと下着を洗濯機に放り込み、シャワーを浴びた後、冷蔵庫のビールを取り出し、ソファで寛ぐ。一連の動作が一筆書きで完結する理想的な動線だ。



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「リラクゼーション」のあくなき追求

リラクゼーションとは、「緊張を緩める」こと。まさに、我が家に求めたい要素である。なかでも、おそらくほとんどの人がそのメインターゲットに「リビングに置くソファ」を挙げることだろう。座っても、横になっても、寛げる。家の顔ともなる家具だ。数多くのブランドを見て、悩みに悩んだ挙句、選んだのがタイムアンドスタイルの「Horizontal sofaの2人掛け」。理由は、腰かけての心地よさは無論、そのフォルムが美しく視覚的なリラクゼーションさえ覚えたから。もとより、このタワーマンションは柱梁の出っ張りが抑えられ、何も置かない状態でさえシックでモダンな印象。そこに、この水平が強調されたデザインは、とても良く似合うセッティングではないかと思った。夜間使うことが多いため、あえて窓側ではなくリビング奥にレイアウト。照明に照らされた姿もまたお気に入りのシーンのひとつになった。

アイテム1/ソファ
『Horizontal sofa』

シンプルな容姿に特徴が集約されていると思いきや、その魅力にはもっと奥行きがある。まず、真鍮の光沢を放つスリムな脚。日本でわずかしかない高度な技法を持つ工場で製造。脚とそれらをつなぐ貫で製造方法を違える等こだわりぬいたパーツによって、本体が品良くスッと浮かび上がったシルエットが実現した。次に座面。水平を強調するも、わずかな膨らみが柔らかな印象を与える。座り心地の良さも見た目に伝わってくるようだ。最後に、低くて広いアーム部分。安定感を醸し出すデザインもさることながら、腰かけたり、本を読んだり、トレーを置くなど多機能を発揮する堅固さを有している。スタイリッシュでありながら、じつに実用性を追求した一品である。
『Horizontal sofa S-202B/タイムアンドスタイル  W2020×D930×H675×SH380 \638,000~(税込)』

ローテーブルの最適解

家具選びをする上で、意外に難しいアイテムのひとつがローテーブルではないかと思っている。実用性の具体が曖昧な場合があるからだろうか。ある程度の大きさを用意したとしても、実際置くものはコーヒーカップにリモコン、雑誌だったり。ソファとのバランスも重要。あまりに存在感があり過ぎると、ソファの魅力がぼやけるといったことにもなりかねない。そもそも「要るの?」という疑問さえ浮かぶ。だからなおさらのこと、しっかりと用途とコーディネートをイメージしながら、慎重に「最適解」を見つけ出していくべきだろう。

アイテム2/ローテーブル
『FL』

今回のケースでは、ダイニング機能をかねることからローテーブルには明確な役割がある。とはいえ、サイズは極力抑え、ソファとの相性をあくまで重視。選択したのは「FL」シリーズ、90㎝四方タイプ。ゲストが来て、もしスペース不足になったとしてもソファのアームが一部を代用してくれる。ポイントは、薄い天板とスリムな脚だが、ここにも細部のこだわりがある。天板裏を彫り込んで足を組み入れ、面をフラットに仕上げているのだ。
『FL KK-T302/タイムアンドスタイル/ W900×D900×H300 \220,000~(税込)』

巨大ディスプレイは、ワークアウト時にも活躍

娯楽番組はとうに見なくなり、報道も選挙や災害時などどうしてもリアルタイムで見なければならないとき以外はテレビをつけなくなってしまった。いまではオンデマンド(映画)と、ライブならスポーツ観戦がほとんど。そして、最近時間のシェアが増えたのがワークアウトである。これも、ソファを窓から遠ざけた効果が大きい。テレビ前のオープンスペースはヨガマットを敷いてエクササイズをするには格好の場所だ。東向きの環境を生かして、朝の陽を浴びながら環境映像を映したり、ワークアウトのDVDやユーチューブを流したり。プライベートな時間のなかでの緩急も、この(部屋の割には)大きなディスプレイのお陰で随分とバリエーションが豊かになった。

アイテム3/大画面有機ELテレビ

有機ELの買い替えは、東京五輪2020開催を見据えて2019年に購入。しかし、コロナ禍で大会は延期に。それでも後悔はない。有機ELのディスプレイパネルは、現実世界により近い高画質を実現。新開発のアクチュエーター(電気信号を物理的運動に変換する電気回路)により、音の明瞭感と広がりが向上した高音質技術「Acoustic Surface Audio+(アコースティック サーフェス オーディオプラス)」を採用。映像と音のクオリティ向上で、視聴時の醍醐味は格段に上がった。なかでもスポーツ観戦の楽しみは倍増。今後も技術進歩をいち早く享受できる電化製品には投資を惜しまないようにしたい。
『BS/CS4Kチューナー内蔵 4K有機ELテレビ ブラビア®「KJ-65A9G」(65V型)/ソニー 幅1447mm 高さ834mm 奥行40mm オープン価格』『65V型の壁掛けユニット「SU-WL850」 オープン価格』

ひとつの照明が果たす役割

食卓に並んだ数々のお皿。それらに灯りがあたると、盛られた料理は一層美味しく目に映る。
そんな経験は誰にでもあると思う。そして、これはインテリアにも確実にあてはまる。陰影によって強調されたフォルム。美しい造形が浮かび上がる光景。また手元を照らすといった機能は、家具の実用性を高めると言い換えることができるだろう。ソファサイドに置くフロアスタンドは、読書やITデバイスを視聴する時間を引き延ばすに違いない。ひとつの照明が果たす役割は、時間の質を変えるといってもいいほど大きい。

Ph. Germane borrelli

アイテム4/照明
『K TRIBE』

ソファサイドに好適な可動式フロアスタンド「Kトライブ」。著名デザイナーフィリップスタルクがデザイン。磨きこまれたシャープなアルミダイジェスト(鋳造物)に柔らかな灯りをともすディフューザーが組み合わされた。アルミ蒸着されたディフューザーに、光源を覆ったインナーディフューザーのシルエットが浮かび、独特の柔らかい雰囲気を演出する。
『K TRIBE F1/日本フロス ソフト \149,000(税別)H 11200mm,Φ240mm, base 250mm, 4.3kg』
ディフューザーのカラーは、シルバー、クリア、ブラウン、ソフト、スモーキーグレーの5種類。※クリア、スモーキーグレーはアルミ蒸着なし 価格はシルバー、ブラウン、ソフトが\149,000、クリア、スモーキーグレーが\142,000(ともに税別)

常日頃から「足元にはご注意を」

「足元を見る」「足元につけこむ」といった表現がある。いずれも「弱み」を「足元」に例えた言い様である。日々客先で商談をするセールスマンの場合、汚れやシミのついたアッパーなど言語道断だろう。皺が残ったままだったり、コバがガサついたりもよろしくない。身だしなみは足元から正していくものだ。それには日頃から入念なメンテナンスが必要。幸いにもこの部屋に越してからは、作業スペース(エントランス)が十分広いこともあり、小さなベンチを置いて、週に一度は靴の手入れを欠かさなくなった。汚れを取り、クリームをのばし、ブラシと布で磨き上げ、シューキーパーを入れる。ルーチンをこなしている最中は、不思議と充実感が生まれ、完了後は達成感さえ味わえる。何より物持ちが良くなったことが成果かも知れない。

アイテム5/靴磨きセット

靴の手入れは、工程によって使う道具が様々。しかも靴の色によって使分けるモノもある。したがって、まとめてしまえる道具箱は殊の外重宝する。その意味でこれ一つあれば、大方の作業は事足りるだろう。最もよく使う「クリームブラック」に、革製品全般に適用できる「デリケートクリーム」、細かな隙間の汚れも取れる「ワークブラシ+ホース」、クリームを塗る「ペネトレィトブラシ」にそれを全体になじませる「ワークブラシ+ホワイト」、手を汚さずに済むミトン型の「グローブクロス」、クリームの塗布用にも乾拭き用にも使える「クロス」は(ベージュ)(ブラウン)2色入り。「ローテーションしながら数年に一度ソールを張替えていけば、10年は軽く持つ」そんなことが実感を持って言えるようになった。
『革靴手入れ M.モゥブレィ シューケアグランブルーセット/(株)R&D W:275 D:205 H150 ¥16,500(税込)』

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文・構成 樹山ハル / イラスト・越智あやこ / 企画:(株)PRエージェンシー

【掲載されている情報について】

・商品等の情報は2020年9月現在のものです。
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・製品により表示サイズが実物と多少異なることがあります。
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・弊社(レジデントファースト株式会社)では、掲載している商品等の販売等取り扱いは一切しておりません。予めご了承ください。
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