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街との出会い・発見

Vol.1 「赤羽」の暮らし

街との出会い・発見~「赤羽」の暮らし

アウトドア派の子育て世代夫婦が選んだ街「赤羽」

丸の内に本社のある大手食品系商社の営業職として、忙しい日々を送っているT氏(33歳 男性)。

小さな頃からサッカーチームに入り、大学時代はテニスサークルに所属していたため体を動かすことが習慣になっている。
そんなT氏の住まい選びの基準は、休みの日には思い切り体を動かせる環境が自宅近くに整っていること。

3歳年下のYさんとは野外フェスで3年前に知り合った。
アクティブに過ごすのが好きな二人はすぐに意気投合。

渋谷からバスで帰れる公園の近くに一緒に住み始め、平日は近所のテニスコートで夜にラリーをしたり休みの日にはキャンプに行ったり、結婚後も恋人のように過ごして2年の月日が経った頃、念願の妊娠。
自由度の高い有名IT企業・A社に勤めているYさんは臨月まで働き、現在は産休を取っている。

T氏は、慣れない育児と運動不足で以前のような溌剌とした雰囲気がYさんからなくなっていくのを心配していた。
とはいえT氏も働き盛りで出張も多く、夫婦で過ごす時間を作り出せないでいた。

ところが今回のコロナ禍で週の半分はリモートワークに.
もともと可能な限り子育てにも参加したかった希望がひょんな形で叶うこととなる。

最初のうちは平日の昼間の時間に子どもと遊ぶことを楽しんでいたものの、子育て特有の段取り通りには進まない苛立ちや、想定外の小さなアクシデントの最中にもかかってくる仕事の電話に、リモート会議中の子どもの泣き声。

仕事帰りに仲間とフットサルをしたり、一杯飲んだりすることもなくなり、妻の変化が他人事ではないことにある日気がつく。

子どもがいても夫婦で一緒にスポーツを楽しみたい。
産休中に保育園もみつけて安心して妻の復帰を応援したい。
出社が半分に減ったとはいえ、通勤時間を減らし平日の家族と過ごす時間を確保したい。

そういった希望から、妻の実家近くの「赤羽」へ引越すことに決めた。

北区は保育園の待機児童も少なく、「赤羽自然観察公園」までのトレセン通りは東洋大学を経由し、元赤羽団地の大規模集合住宅の美しい街並みやスーパー・病院もあり、想定外の住みやすさだ。

東京駅にある本社からも近い。「せんべろ」で有名なだけあって東口の飲み屋は選び放題。帰宅前にちょっと立ち寄る馴染みの店には顔なじみの仲間もできてきた。

なにより義理の両親がいるというのはありがたい。

妻の息抜きに二人でテニスをすることもできる。
荒川が近いというのも大きな魅力だ。
リモートワークの日には、息子をランニングバギーに乗せて家族三人で走ることにしている。  

週末用に買ったロードバイクで荒川沿いを長距離走ったり、公園のバーベキューコーナーで気軽なアウトドアを楽しんだり地元で過ごす時間も充実して、Yさんも元の明るさを取り戻した。

T氏は、大きくなった息子と一緒にキャッチボールをするのを楽しみにしている。

新旧の文化が混ざり合う活気溢れる街「赤羽」

丸の内に本社のある大手食品系商社の営業職として、忙しい日々を送っているT氏(33歳 男性)。

東京の「北の玄関口」でもある北区・赤羽駅。JR京浜東北線、宇都宮線・高崎線、埼京線、湘南新宿ラインの4路線を利用することができ、新宿に15分、東京駅に17分でアクアセスできるため、出張の多い営業職のT氏には非常に便利な立地だ。

駅の北側の徒歩圏内には東京メトロ南北線・赤羽岩淵駅もあり、始発駅なので座って六本木や白金にも出られる。産休中のYさんが子連れで美術館に出かけたり、職場の仲間と息抜きにランチをしたりするにも都合がいい。

埼玉高速鉄道では浦和美園にもでられ、サッカー観戦も気軽に楽しめる。

JRもメトロも使え、都心の主要駅にアクセスしやすいのは大きな魅力ではないだろうか。

  赤羽岩淵駅をさらに北に歩くとすぐに荒川に出られる。トレセン通りで行けば駅東口の道が狭い飲み屋街を通らずに、舗装された道を通って荒川河川敷まで出られる。

荒川を境に向こう岸は埼玉県。空が広くどこまでも見渡せるような景色は、都内であることを忘れさせてくれる。こののどかな風景は、子どもが大きくなった時に懐かしい故郷として思い出してくれるのにふさわしいのではないだろうか。

高台に大型の集合住宅があるため、バスの本数が多いのも住んでからわかった魅力でもある。赤羽駅は路線バスのターミナルでもあり、西新井や練馬、高円寺など電車では乗り換えが必要になるエリアにも簡単にアクセスできる。

駅の東口と西口とで大きく街の性格が異なっているのも赤羽の奥深い魅力だ。

東口には千円でベロベロに酔える“せんべろ”で有名な「赤羽一番街商店街」があり、昼間から開いている店も多い。

飲み屋街の真ん中に公立の小学校があり子ども達が普通に飲み屋街を抜けて登下校をしている様子は、下町独特の雑多な活気にあふれている。お店の人と声を交わし合う様子も微笑ましい。

雨の日もお買い物ができる「赤羽スズラン通り商店街(ララガーデン)」には百円ショップや飲食のチェーン店が軒を連ね、広めの通路には駐輪場もあるためとても便利だ。小型の店舗だけでなく直行する路地には西友(24時間営業)やダイエーなどもあり、保育園お迎え後や仕事帰りにも買い物ができるのは助かる。

東口駅前にタワーマンションが建つ予定もあり、今後赤羽駅東口の様子も変わっていくのかもしれない。

西口は大型の商業施設「ビビオ」「アピレ」やイトーヨーカドーがあり、駅前広場の雰囲気も明るく都会的な印象だ。西口側は高台に続いており、格子状の西が丘の住宅街は桜並木で風情がある。

坂の頂上には「味の素ナショナルトレーニングセンター」や「赤羽自然観察公園」があり、本格的なトレーニングをしている団体や、サッカーや野球を楽しむ地元の子ども達がそれぞれのグラウンドでのびのびと運動している様子が見える。

「赤羽自然観察公園」にはグラウンドや広い芝生広場の他に夏にバーベキューを楽しめる施設や、茅葺き屋根の「農家体験館」がある。季節の行事ごとに様々なイベントを無料開催しており、子どもの情操教育を地元の高齢者が行なっている。

2012年にグッドデザイン賞を受賞している元赤羽団地だった広大な土地に建てられた「ヌーヴェル赤羽台」の周りは、大きなクレーンが何台も並び今もなお工事が進んでいる。もともとあった地元のコミュニティの継続に加え子育て世代をとりこむことに成功し、子ども達の遊ぶ風景がちょっとした広場や路地のそこかしこに広がっている。

新旧の文化が入り混じり、様々な世代が交流する活気溢れる街・赤羽。自然にも恵まれ、スポーツ振興にも積極的。今後駅前の再開発もようやく進むことから、アクセスの良さや飲食店の豊富さに加え都会的な雰囲気をもった駅前に変わっていくだろう。今後目の離せないポテンシャルの高い街だ。

文・土橋陽子 / 写真・森田純典 / イラスト・越智あやこ / 企画:(株)PRエージェンシー