厚生労働省の調査によると、子どものいる65歳以上のマチュア世代のうち、「子どもと同居したい」のは24.6%。「元気なうちは別居し、病気になったら同居したい」「配偶者がいなくなったら同居したい」と合わせて、将来的に同居を希望するのは38.4%でした。それに対して、「子どもが近くにいれば別居でもよい」は34.6%、「別居したい」は7.8%と、42.4%以上が子どもとの別居を希望しています。
「子どもと同居したい」の割合は調査年ごとに下がっており、近年では特に、子どもと近居または別居しつつ、自立した生活を望むマチュア世代が増えていることがわかります。
また、社会参加活動への関心も近年高まっています。直近の内閣符の調査結果によると、社会参加活動について「参加したい」「参加したいが事情があって参加できない」をあわせて、関心をもつ割合が7割以上となりました。仕事や家族に束縛されない自由な時間が増えた中で、「自分のやりたいことをやってみたい」という欲求が増加していると言えるでしょう。
子どもとの「近居」を選び、遠すぎず近すぎずの関係を保ちながら、社会参加にも意欲が高いマチュア世代。自立した暮らしを送り、社会との接点も持ち続ける新しい生き方が広まっています。
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データでみるマチュア世代