40〜60代の男女900人を対象にした「自分なりのライフスタイル創造意欲」に関するアンケート調査(博報堂新しい大人文化研究所:2013年)によると、「自分なりのライフスタイルを創りたい」と回答した人は「ぜひ創りたい」と「どちらかといえば創りたい」をあわせて94.4%でした。
全世代共通して意欲が高いですが、中でも50代女性は「自分なりのライフスタイルを創造したい」と答えた人が99.3%に及び、全世代でトップとなっています。
また、自分らしいライフスタイルの実現の1つの要素として挙げられるのが、「住環境」です。
同調査によると、ライフスタイル創造のために住環境が重要と考えている人は、全体で65.6%に及びました。
女性は7割以上が「重要」「ある程度重要」と回答し、男性よりも女性の意識が高いことがわかります。
40〜60代は定年が視野に入る時期であり、子どもが独立して子育ての手が放れる時期。それまでは、仕事、育児と追われていた人も、自由になる時間が増えます。かつては社会からリタイアする世代と言われていましたが、今の40〜60代は「自分らしいライフスタイルを創っていきたい」という意欲が高く、これから先の人生を楽しもうとしている人が多数。
都心から田舎へ、田舎から都心へ。夫婦一緒に、あるいは夫婦それぞれに。これから何をして、どんな暮らしをしていきたいかを考え、それに合わせて住まいを選ぶ。このように住まいと合わせて、これからのライフスタイルを選んでいく人が今後増えていくと考えられます。
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