スペシャル
眺望の没入感を追求し、魅力あふれる分譲賃貸住戸へアレンジ
古河機械金属の所有する地権者住戸のオーナーズスタイリングでは、大阪・堂島川のリバーフロントという立地を活かし、分譲賃貸住戸としての魅力をより高めるため、一部住戸の特別仕様を含む設計変更を行いました。
オーナーズスタイリングを担当した三井不動産レジデンシャルリースの今野氏と、古河機械金属の担当者が、協働して創り上げた空間とは──。
テーマは立地のポテンシャルを最大限に活かすこと
外観完成予想CG
古河機械金属 担当者:「パークタワー大阪堂島浜」は、堂島川が弓形に曲がった箇所のほぼ中央に位置し、遮るものがないことから川上も川下も見通せるロケーションです。夜になると堂島川の護岸がライトアップされ、夜景がきれいなスポットとしても知られている場所です。高層ビルが立ち並び、阪神高速道路を見下ろす、都会的な光景も目にすることができます。
こうした立地のポテンシャルから、堂島川沿いのいわゆる一列目に立つタワーレジデンスならではの眺望の没入感を楽しめる住まいにしたいと考えました。
そこで今野さんには、「キッチンからの眺めを広げたい、コーナー住戸はリビングの照明の映りこみを抑えて、大パノラマの夜景をより楽しめるようにしたい」とお願いしました。「白い壁だけの空間ではなく、家具に調和するアクセントクロスを使った居心地のよい空間にしたい」「賃貸住戸であっても、壁に絵画などを飾りやすいようにしたい」といった要望も伝えています。
三井不動産レジデンシャルリース株式会社 ソリューション推進部 今野(取材当時)
今野:お話を伺い、入居者様の目線に立ち、「より住みやすく、より洗練された空間にしたい」という熱い想いを感じました。
ご要望を受けて、立地のポテンシャルを最大限に活かすことを目指し、キッチンからの眺望をより楽しめるようにすること、そしてコーナー住戸はリビングからの夜景をより魅力的に見せる照明計画とすることを主なテーマとしました。アクセントクロスやピクチャーレールを取り入れることで、各住戸の魅力の向上も図っています。
キッチンからの眺望をより楽しむための設計変更
今野:キッチンからの眺めを広くするため、前面の眺望を遮っていたコンロ前の壁を一部の住戸タイプを除いてなくしました。住戸タイプによっては、キッチンの下がり天井の全部、または一部もなくしています。
これにより、キッチンからリビングへ視線が抜けて、より開放感のある眺望を楽しめるようになりました。リビング側から見ると、特にアイランドキッチンはより魅力的になったと思います。
リビングからキッチンがよく見えるようになることから、コーナー住戸には背面にシステムキッチンとデザインを統一したカップボードを設置し、意匠性を向上させています。住戸タイプによっては、安全性を考慮してガスコンロからIHクッキングヒーターへ変更したり、より使いやすい動線にするため、シンクとコンロの配置を入れ替えたりもしました。
照明の映りこみを抑えたコーナー住戸へのこだわり
今野:コーナー住戸のリビングは、二面にFIX窓が連なる大パノラマが魅力です。サッシのフレームが夜景を絵画のように切り取るピクチャーウィンドウとして楽しんでいただけるように、照明器具の映りこみをできる限り抑えた照明計画としました。
リビングの天井の引っ掛けシーリングにシーリングライトなどの照明器具を設置すると、窓ガラスに照明器具に映りこんでしまうため、引っ掛けシーリングをなくしました。その代わりとして、窓際にダクトレールとスポットライトを設置するプランに変更しました。天井にダクトレールを埋め込むことで、スポットライトを窓に映りこまない高さに収めています。ダクトレールを用いたことで、入居者様がスポットライトの位置を調整できます。
このほかには、窓際の下がり天井を木目調のアクセントクロスで仕上げ、空間を緩やかにゾーニング。窓外の景色を額縁のように切り取り、印象的に見せるデザインとしました。
分譲賃貸住戸としての魅力を高めるプランニング
今野:全般的なところでは、同一住戸タイプでカラーパターンを分けることをご提案しました。高層階はブラウン系、中層階はホワイト系とし、入居者様が内装の好みからも住戸を選べるように配慮しています。
アクセントクロスは木目調のほかに、2つのカラーパターンごとに2色を選定しました。賃貸住戸の内装は、お客様に敬遠されやすい要素を避けることが大切です。アクセントクロスは、空間が単調に見えないようにメリハリがつけられ、なおかつ主張しすぎずにインテリアに馴染みやすいカラーのなかで、トレンドのグレージュ系のカラーを選びました。
アクセントクロスは1LDKの一部の住戸タイプを除いて採用していますが、リビングダイニングやベッドルーム、廊下など、より住まいを引き立てるために使用した箇所は住戸タイプによって異なります。設計変更でニッチを設けて、アクセントクロスを使用した住戸タイプもあります。
賃貸住戸では、原状回復の問題から壁への加工が制限されますので、「壁に絵を飾れるようにしたい」というご要望に対しては、1LDKの一部の住戸タイプを除いてピクチャーレールを設置しました。
また、浴室にはアクセントパネルを採用し、より高級感のある空間となるようにしました。
想像を超えた迫力ある光景が目の前に
古河機械金属 担当者:(先行工事によって完成していた)15階の南向きのコーナー住戸に入ると、想像していた以上に、キッチンから二面の窓に広がる眺望には迫力がありました。
実際にサッシのフレームに木目調のアクセントクロスが額縁のように見えて、高層ビルや堂島川などの景色が美術館の絵画のように感じられました。リビングの窓際に立ってみると、まるで眼下に望む堂島川に立っているかのようでした。
夜にも見に来たことがありますが、キッチンの照明を消して、リビングダイニングの照明をつけると、実際に照明の映りこみがほぼないきれいな夜景を堪能できました。ライトアップされた堂島川が美しく、夜も川を眺めて楽しめます。阪神高速道路の高架橋を渡る車のテールランプが堂島川に流れて印象的でした。まるでホテルの夜景のような非日常感がありますね。
今野:リビングダイニングのドアを開けた瞬間に、まっすぐに眺望が飛び込んできたかのような感覚があり、思わず歓声がもれました。窓際の天井の木目調のクロスやダクトレールを使った照明も、高級感のある落ち着いた雰囲気を演出できたと思います。
古河機械金属 担当者:コーナー住戸は、天井の一部に木目調のクロスを使用したので、床材をフローリングからタイルに変えたことで、バランスがよいと感じましたアクセントクロスは、私たちでは選べなかった色だと思います。
三井不動産レジデンシャルリースや今野さんのこれまでの実績から信頼していましたが、幅広い入居者様のインテリアの好みに合うものを提案いただいたと感じています。
今野:ありがとうございます。一日の始まりは朝日を感じながら景色を眺め、穏やかにエネルギーをチャージ。帰宅時は、ご褒美のような夜景を楽しみながら料理をしたり、リラックスして過ごしたりしていただけたらと思います。休日には、ご友人を招いてのホームパーティーなども楽しめそうですね。
古河機械金属 担当者:非日常感のある空間に魅力を感じて、長くお住まいいただけたらと思います。