地盤調査の結果、地下約14mの深さに、建物の重さに耐えられることができるN値60以上の強固な地層(上総層群)が確認されています。この上総層群は非常に固い地層で、良好な建物の支持地盤とされています。
建物の耐久性の向上を図るため、1㎡あたり最大約15,000トンの重さに耐える高強度なコンクリートを採用。堅牢なRC構造の実現をめざしました。
コンクリートは水(混和剤含む)の比率が少ないほど耐久性をたかめることができるため、水セメント比を50%以下に設定。コンクリートの密度が高くなり、ひび割れも起きにくい建物をめざしています。
※コンクリートの性質上、乾燥収縮や温度変化による伸縮に伴うひび割れが発生する場合があります(一般的に構造上の問題はありません)。※外構部分のコンクリートを除く、建物本体部分の柱・梁・スラブといった構造躯体のみ。
※1 150N/mm2のコンクリートは1・2階の柱の一部に採用されています。
短スパンとなる廊下梁端部に低降伏点鋼を用いたせん断パネルを配置して、せん断降伏履歴型の制振ダンパーを計画しています。ダンパー用鋼材の厚さと幅(断面積)を調節することにより所定の剛性と耐力を得ると同時にダンパー部のエネルギー吸収を効率的に行えるよう剛強な連層耐震壁を組み合わせた構造としています。地震のエネルギーを吸収すると共に揺れを軽減させ、高い耐震安全性を確保しながらも柱や梁の少ない広い室内空間を実現しています。制振構造の採用により、建物全体への耐震性を向上させるとともに、強風時の建物の揺れを低減します。
国土交通大臣指定の第三者機関が審査、検査し、その結果を等級や数値を示した「設計住宅性能評価」を取得しています。(「建設住宅性能評価」竣工時取得予定)
高さ60mを超える高層建物は、国土交通大臣認定の取得が義務付けられ、一般の建築物より厳しい審査が行われます。
「パークシティ大崎 ザ タワー」は指定性能評価機関による審査を受け、国土交通大臣認定書を取得しています。
マンション環境性能表示は、大規模な新築又は増築マンションの販売広告及び賃貸広告に、「建物の断熱性」、「設備の省エネ性」、「太陽光発電・太陽熱」、「建物の長寿命化」、「みどり」という5 項目の環境性能を示すラベル表示を義務付ける制度です。
※東京都環境局パンフレット『「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」に基づく「東京都マンション環境性能表示」のあらまし』より。
※掲載の完成CG予想図は図面を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なる場合があります。