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UPDATE / 2021.04

不織布が安心!?マスクの素材による飛沫量変化が話題に

感染防止の必需品の「マスク」。定番の不織布マスクだけでなく、布やウレタンなどさまざまな素材が登場しています。現在では着用が当たり前となったマスクですが、素材によって飛沫量に差があるという報告に注目が集まっています。

2020年12月、国立研究開発法人「理化学研究所」(理研)はスーパーコンピューター「富岳」で、マスク素材ごとの飛沫量を検証するシミュレーションを実施。その結果、不織布マスクは吐き出す飛沫量を約80%カット、布マスクは66〜82%カット、ウレタンマスクは約50%カット。一方で吸い込み飛沫量では、不織布マスクは約70%カット、布マスクは35〜45%カット、ウレタンマスクは30~40%カットすることがわかりました。これにより数字上では不織布マスクの方が、布マスクやウレタンマスクより飛沫の飛散を抑える効果が高いことがうかがえます。

一方で、不織布マスクは使い捨てで繰り返し着用することができないため、費用面を考慮してウレタンマスクや布マスクを愛用する人が多いのも事実。専門家は、場所やその日の体調などを考えて選ぶことを勧めています。例えば、人の少ない時間帯のジョギングはウレタンマスク、電車に乗る時やお店での買い物時には不織布マスクというように、シーンに応じて使い分けるのも一つの手かもしれません。