UPDATE / 2021.04
今なお終息の兆しが見えない新型コロナウイルス。コロナ一色となった2020年はかつてない生活様式の変化に伴い、各業界が多大な影響を受けましたが「お菓子業界」も例外ではありません。飲食業界などに比べ、大手菓子メーカーにおいては大幅な減収とはならなかったものの、一方で「売れたお菓子」「売れなかった菓子」の差が顕著に表れました。ここではコロナ禍で明暗がはっきり分かれた代表的なお菓子、2種をご紹介しましょう。
在宅勤務や学校の休校によって家族が家にいる時間が長くなった分、みんなで楽しめてコスパも良い大袋入り菓子が好調でした。一つ一つ個装されているため衛生的であることも売れた一因になったと言えるでしょう。
不要不急の外出自粛要請や在宅勤務の普及、学校の休校によって、通勤・通学時間がなくなったことや、そもそも外に出る機会が減ったことと関係しているようです。また在宅勤務の浸透によるオフィス需要の大幅な減少、マスク着用のままガムやキャンディーを味わうことに不快感を覚える消費者の増加なども背景にあると考えられます。