依然として続くコロナ禍。感染しないためにも、これまで以上に感染対策は徹底的に行いたいところです。すでにご存じの人も多いと思われますが、新型コロナウイルスへの感染は、ウイルスを含む飛沫（ひまつ）が口や鼻、目などの粘膜に触れたり、ウイルスが付いた手指で口や鼻、目などに触れることが原因とされています。それゆえ、マスクの着用とともに、手指を清潔に保つことは極めて重要です。ここではアルコール消毒液の正しい使い方をご紹介しましょう。
現在ではほとんどの店舗に設置されているアルコール消毒液ですが、手のひらにサッとこすりつけるだけでは不十分。正しい手順は以下の通りです。

1. アルコール消毒液を両手に噴射、または片方の手のひらにとります。
   ３～４ml（500円玉程度）が理想的。
2. 成分が蒸発する前の15～30秒の間に、手全体によくすり込みます。
3. 指の節やシワ、爪の間もしっかりすり込みましょう。
   忘れがちなのが親指や手首。乾かないうちにしっかりすり込みます。

手洗い時にすすぎが不十分で石けん成分が残っていたり、水気が残っているとアルコール消毒の効果は減少してしまいがち。しっかりすすいで、水気を十分拭き取ってから消毒液をすり込むようにしましょう。