北海道大学建築工学科卒業。
1980年より(株)坂倉建築研究所東京事務所に勤務。
数多くのプロジェクトに参加した後、イタリア・ミラノに渡り建築家アントニオ・チッテリオ氏、
同ミケーレ・デ・ルッキ氏の下で経験を積み1992年に帰国。
現在、船田アーキテクツ代表取締役。グッドデザイン賞など多数受賞。
「外神田3丁目は江戸時代、天和(てんな)二年(1682年)の火災を機に、
賑やかな町人街として生まれ変わりましたが、本敷地周辺は静かな武家屋敷街として温存されました。
神田祭りの大騒ぎを少し離れたところから眺めるもよし、
気持ちが乗ってきたら祭りの波に飛び込むもよし。
ここは、世の喧騒の隣にいて、世間全体を心静かに眺める位置にあります。
そのような「露地の先にある離れ屋」のような心癒される場所に
居住者が自分の世界を静かに育んでいけるようとの願いを込め
黒く締まった基壇部と街に立てかけられた軽く優しい格子のファサードをつくりました。 」
FUNADA ARCHITECTS/ 船田