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旧江戸御府内 最古の店蔵保存再生プロジェクト
『鶯啼居/麻布本村町集住計画』
江戸時代から受け継いだ歴史的な文化遺産である「店蔵」部分を残し、
専用住宅だった敷地を、RC造地上5階建、延床面積1200㎡、
全5邸の集合住宅へと建て替えたプロジェクト『鶯啼居』。
南麻布3丁目周辺には、江戸時代、仙台藩の下屋敷があり、
旧麻布本村町は、賑やかな商人の街として店蔵も多く立ち並んでいた。
戦後直後までは店蔵が残っていたものの、時代の移り変わりとともに減少し、
最後に残されたのがこの地の店蔵となった。
そのような歴史ある「麻布本村町最後の店蔵を残す」という使命感から、
自らの住まいの表玄関として代々当地の建物を守り続けてきた
建築家である所有者自身が設計した当物件。
解体時の専門家による調査によって、旧江戸御府内最古の店蔵であることが判明した。
建て替えにあたっては、「文化性、歴史性を継承し、地元に貢献する」をコンセプトに、
店蔵の内側にあたるラウンジ空間は、店蔵の建設時である江戸時代宝暦年間の姿に復元。
一度解体をし、保存処置を行った上で再生している。
各住戸には、Mieleの食洗機や洗濯乾燥機、床暖房など最新の設備を導入し、
高い居住性を確保する一方で、
外観に瓦の風情を残し、室内のクロスに織物を想起させるテクスチャのものを
採用するなど、随所に日本らしさを感じさせるつくりとなっている。
復元された店蔵内部
ニッチ状のミニギャラリー
昔の面影を今に伝える店蔵外観
伝統的な瓦屋根を随所に採用
床暖房や食洗機など最新設備を配したLDK(#D)
この地の特長を生かした大開口のLDK(#E)
0120-321-983
レジデントファースト株式会社
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定休日/水・年末年始